歯周病

歯周病とは、歯垢の中の細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、
歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、
そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、
腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。
さらに進行すると膿がでたり歯が動揺してきて、
最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。

思いあたる症状をチェックしましょう!








 

【全体】

【歯肉の症状】

【歯の症状】

【判定】

チェックが1~3個の場合

歯周病の可能性があるため、軽度のうちに
治療を受けましょう。

チェックが4~5個以上の場合

中等度以上に歯周病が進行している可能性 が
あります。早期に歯周病の治療を受けま しょう。

チェックがない場合

チェックがない場合でも無症状で歯周病が進行
することがあるため1年に1回は歯科検診を受け
ましょう。

歯周病の原因

お口の中にはおよそ400~700種類の細菌が
住んでいます。

これらは普段あまり悪いことをしませんが、
ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に
摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、
歯の表面にくっつきます。

これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が
強くうがいをした程度では落ちません。

この歯垢1mgの中には約10億個の細菌が
住みついていると言われ、むし歯や歯周病を
ひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす
細菌が多く存在していると言われています。

この歯垢の中の細菌によって歯肉に炎症を
ひき起こし、やがては歯を支えている骨を
溶かしていく病気のことで、結果的に歯を
失う原因となります。

歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石と
言われる物質に変化し歯の表面に強固に
付着します。これはブラッシングだけでは
取り除くことができません。この歯石の中や
周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる
毒素を出し続けていきます。歯垢は取り除か
なければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し
歯の表面に強固に付着します。これは
ブラッシングだけでは取り除くことができません。
この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、
歯周病を進行させる毒素を出し続けます。